12/29/2012

SNUFF - Too Late


SNUFF - Too Late

わけを探すには遅すぎて
なぜかを悩むには遅すぎた
問いを忘れるには早すぎて
答えを出すのもまだ早すぎる

ただ、なんでまだ頭を巡っているのか
いろんな機会 あらゆる場所
あり得たもの
違い得たもの
あるべき姿
そう、どれもこれも 遅すぎる

その答えにくちづけするには遅すぎて
真実を叩きつけるには遅すぎた
足跡を覆い隠すのは早すぎて
新しくはじめるにはまだ早すぎた

ありとあらゆる嘘の跡、その上に問いと疑問を無視し続けて
君を愛していない、なんて言えないし
かといって愛してる、とも言えないんだ

遅すぎたんだ

12/22/2012

NOFX - Xmas Has Been X'ed


「一曲、演らせてもらっていい?
 曲名は、ラスト・クリスマス、そう、これが最後のクリスマス」

NOFX - Xmas Has Been X'ed

寓話だったハナシがいつのまにか
毎年の恒例行事になっちゃったなんて 可笑しな話だよね
誰かが、間違いなく比喩としてそのハナシをつくったのに
でも、みんな、そんな話が、それも石板や巻物に書いてある、
そう信じちゃうんだよね

12月25日、その日はブラックリスト入りしてる
ドーキンスがイエスなんていなかった、って証拠を見つけてしまったから
それこそ、みんながずっと待ち望んできた、最後のお願い
そう、その日こそXデー、クリスマスが乗り越えられた瞬間だから

色のついたライトもいらないし
狂ったように買い物もしなくていい
プレゼントもいらない
切り取られた樹の下で―

サンタのおじちゃんは死んじゃったのさ(ああ、死んだ)
でも、嘆くことなんてない
お祝いするよ
最後のクリスマス・イヴを

イエズス会はじわじわダイアネティックスに変化して
プロテスタントは一気に不可知論者になるし
ペンテコステ派は教会に五芒星をぶらぶら吊るして
僧侶と修道女は二人で卑猥な悪戯に耽るのさ

メソジストもバプティストもブッディストを非難して
福音主義者は、いきなりヌーディストになるし
多くの人びとはユダヤ教徒になろうとするし
だって、イースターも中止になるからね

これ以上雌鶏から卵を奪う必要もないし
日曜日のミサもしない
金曜日について問題にならない(※)
灰の水曜日も、なくなるし

四旬節は中止して
断食も中断になるし
クリスマスを楽しもう
だってこれが、最後なんだから

狂ったように買い物もしなくていい (息子よ、心配するな)
プレゼントもいらない (おもちゃなんていらない)
切り取られた樹の下で (綺麗に飾ってあるだろう?)
サンタのおじちゃんは死んじゃったのさ (こんなに遠くに行ったのさ)
でも、嘆くことなんてない (中止になるわけじゃない)
お祝いするよ (これからはハヌカーをね)
最後のクリスマス・イヴを


※…イスラム教では金曜日が休日とされるため、
日曜日が公的に休日とされるのはキリスト教への優遇であるとの意見がある

12/15/2012

PROPAGANDHI - Note To Self


PROPAGANDHI - Note To Self

飛行禁止一覧、通行禁止一覧、歩行禁止一覧、禁止用語一覧。
事実を暴こうとしないジャーナリストばかりが、評価されていく。
在庫一掃セール。切捨てられていくのは、外からの視点。
なあ、いったいどうしたら、こんなものに投票しようなんて、思わせられるんだ?

ああ―
こんなもの、クソ食らえだ!

希望とか、夢とか子どもとか、何を今さら。
その上から座って押さえつけながら
こんな屑システムを信じてるのに。
きみはただ、この群衆たちが、いつか魔法か何かで正気に返る、そう願ってる。
なあ、いったいどうしたら、傍らに立って、じっと眺めていようなんて、思わせられるんだ?

ただぼんやりと、麻痺し、力無く、意識を失ったまま。
僕らがこの踵を鳴らして行進している時、
きみは、ただ家の中にいる―。

バンド。スポーツ。酒。
これが、私たちの手元に残されたもの、すべて。
公僕と法廷が
ほんの、ほんの一握りの者たちの罪の告白を拒絶するとき、
私たちがすべきこと、それはいったい何だ?

答えはすぐ目の前にある― そう、自ら立ち上がること―

12/09/2012

REPULSION - Radiation Sickness


REPULSION - Radiation Sickness

放射線 過剰被曝 ― 溶解する身体
生命が吸い取られる ― 中毒死

腐敗は内部から開始する ― 全身が灰色になる
線量の高い空気を吸い込む ― 肺がやられる

放射線による病は 自らの精神を失わせる
髪は抜け落ち 内部出血を起こす
ウイルスが 視力を無くさせる

放射線が筋肉を燃やす ― もうすぐ死ぬ
毒された雲、有毒な雨が空を満たす

腐食が始まる、まだ息がある
死後硬直が始まって、そうお前は死ぬ

12/01/2012

MELVINS - The War On Wisdom

 

MELVINS - The War On Wisdom

あいつらはもう 動き出したかもしれない
ならきっと、聞き逃しちゃったんだろう
ぐるぐると円を描き 夜の帳を覆い尽くす
そう、"合図"が―

世界中が固唾を飲む
ならきっと、聞き逃しちゃったんだろう
頭を狙え、それが計画だから
でも今は、そんなことはどうだってよくなったから―

時は来た
ならきっと、聞き逃しちゃったんだろう
僕はただ、このありのままの姿をメチャクチャにしたくないんだ
そう、"土人たち"の"文明化"をするんだ―

きみは教えに真面目だな
あいつらは、そんなきみのことを話してたんだ
生きとし生けるもの、それに残されているのは
清潔な家
ネズミ一匹さえいない、家
よーく見るんだ
「自己責任」なんだってさ
大挙するネズミたちにはわかるんだってね
退去するのはいつか、いつまでここに残るべきなのか―

不安だろう、息もできないだろう
海水を売ってしまったから
洗濯をする女たちに
そして、じっとりと追いかけてくる瞳
その最右翼に 通路を通り過ぎていく
隠された真実が―