10/31/2011

A.F.I. - Fall Children


A.F.I. - Fall Children

その叫び声が静寂を打ち破るとき
この日を、我々は祝うのだ
じつと待つ日々も ここまでだ

寂れた街に もうもうと煙が上る
真っ赤な空へと向かっていく
ランタンの光で浮かび上がるその顔
今夜、私の運命はその手のなかに

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意志のままに
この夜が始まるのだ

枯れた小枝が風の囁きで宙を舞う
秋の季節の
堕ちた子どもたちが黄昏の街を埋め尽くす
ついに
今宵すべて始まるのだ

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意志のままに
この夜が始まるのだ

(もがけ、もがけ、もがくのだ)
(もがけ、もがくのだ)
(秋の、堕ちた子どもたちよ!)

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意思のままに
この夜が、再び始まるのだ

10/29/2011

MISFITS - Halloween


MISFITS - Halloween

かがり火が眩しく燃え上がり
闇夜に浮かぶカボチャの頭
ああ、ハロウィンがやってきた

猫の屍体が枝に吊り下げられる
ゾンビたちが這い出してくる
ああ、ハロウィンがやってきた

紅葉の目眩
骸のような命の場所
ああ、ハロウィンがやってきた

この日、何が起こっても不思議じゃない
燃え上がるカラダが枝に吊り下げられる
ああ、ハロウィンがやってきた

ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン

真っ赤なリンゴ飴とカミソリの刃
ゾンビの群れがもうすぐ墓場からやって来る
ああ、ハロウィンがやってきた

この日、何が起こっても不思議じゃない
燃え上がるカラダが枝に吊り下げられる
ああ、ハロウィンがやってきた

ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン


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10/22/2011

THE SPECIALS - Little Bitch


THE SPECIALS - Little Bitch

せ~の!

ワンツー!

そのイヤ~な音が夜中に聴こえてきたりしたら
君のカラダは汗でジットリしてきて、
恐怖でガタガタブルブル、
それでママと一緒にベッドに行くってわけ
ママは君のそんな意気地ナシなところが大嫌いなんだけど
でも君がママをとっても好きなことも知ってるから
だから一晩中、陽が昇るまで君を抱きしめてくれるわけ
でも、そんなママが帰ってこないとき、
君は一人っきりで眠らないといけないし、
だからベッドもグッショリ濡らしちゃうわけ
そんなこと、19の女のコには悲しすぎるよね、
いや、っていうか、それ、逆にヤラしくな~い?


ワンツー!

そこ、君のガールフレンドといえばまだまだカワイイ17歳、
レイヤーカットでフレアのジーンズ、
ってくれば、それがどういうことかわかるでしょ?
カノジョはちっちゃい女王様なわけよ
君と一緒にロンドンのアパートをシェアなんかして
ロンドンがどんなところか知ってるつもりなんだけど
実際ロンドンなんて全然なわけ
雨なんか降ってきたら、君はハットをかぶって
赤紫のビニールのジャケットは濡れて完ペキにレインコートみたいだし
茶色い髪を後ろできゅっとしばったりなんかして
晴れたら、君、それ、世界で一番ヒドい生き物、って感じだぞ!


せ~の、
それ~!


で、君はもう死んだほうがマシだなんて言い出して
俺もああそうだね、って言うから、
だからもう死んでやる、ってなるわけ
でもそれは単なる死ぬ死ぬ詐欺だから
なんでかっていうと、ただそういうアピールでそうしたいからで
もし目の前で血をドバドバ流しても普段よりもっとひどい感じになると思うし
なんていうか、やりたいこと全部しょーもないわけ
金持ちになりたい、とかもうね
すると君の上向きのピンクの鼻先がピクピク痙攣しだしたりして
な、もういいでしょ、ね、どーせ君はまだまだハンパなビッチ、ってことだよ!

ワンツー!

10/15/2011

LAGWAGON - Leave The Light On


LAGWAGON - Leave The Light On

だからお願い、君がいなくなってしまった後も
灯りはつけたままにしておいてほしい
壁の絵も、傷んだ額に入れたまま、そのまま動かさないで
ベッドのシーツも洗わないで、
そうすれば、きっとまだ君のニオイがするはずだから
そして、そのシーツで深く包んでほしいんだ

だからお願い、ぼくの記憶もそのままにして
記憶なんて、すぐにねじ曲げてしまうから
断絶、強迫観念、
迷信、痛み、
どれも全部まとめて、
もう一度、君と一緒に土の中に埋めてしまいたい


    "君は死を怖れ、
    必死に生にすがりつこうとする
    すると、そのとき君は、
    君の命を奪おうとする悪魔を目にするだろう
    しかし、もし君が平静を取り戻すならば
    悪魔はすぐ、君を地上から解放する天使となるだろう
    それはただ、
    君がそれをどう見るか、そんなことにすぎない
    それだけのことだ"

    "地獄の業火で燃えているのは、ただ、
    君の人生、君の記憶、君の愛着、
    それらを捨て去ることができないでいる君自身の心だ
    それらはいずれ、すべて燃やされなくなってしまう
    でも、それは君への罰じゃない、
    彼らは君の魂を自由にするためにそうしている、
    そう言われているんだ"



もし願いが叶って、戻ってこれるのなら
(きちんと謝って)
彼らが言えなかったことを、
君に言わせるために生きていくのに
(やり直すのに)
みんな、どうしても君に戻ってきてほしいのに、でも…
君にお別れの挨拶ができるなら
なんだってするのに


    "ねえ、スティーブ、さっきのところ、ちょっと音が低かったと思うんだ
    バリー、スティーブにちょっとラの音を出してみて
    スティーブ、わかった?"

    "なんだようるせえな!"

    "…どうしたの?"

    "意見されるとムキになっちゃうんだ"

    "へえ、なにそれ!バンドなんてヤメヤメ!"



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間奏部のモノローグは、
"Jacob's Ladder" (1990)から引用されています。
それぞれ訳前半が右チャンネル、訳後半が左チャンネルのものになります。

曲終了後の会話部は、
"Welcome to the Dollhouse" (1995)から引用されています。

10/08/2011

NOFX - Clams Have Feelings Too (Actually They Don't)


NOFX - Clams Have Feelings Too (Actually They Don't)

鳥はしゃべれない だって鳥は脳みそが小さいから
でも、しゃべれないのは、子どもも老人も同じ
ただ、鳥の中にはしゃべるのもいるし
しゃべらなくても、普通さえずって歌う
で、君は、しゃべる鳥を食べようとはしないよね

豚は臭い 糞にまみれてるからね
でも、それは子どもも年老いた人間も同じ
なのに、君は老人の足を切り落とそうとはしないよね
それ、瓶の中に入れて、酢漬けにしてみたらどうだい?

それなら貝のスープも食べないでよ
ハマグリのキモチも考えてよ
実際のところ大脳みたいなのとかはないし、
マンハッタン風、みたいな洒落た名前のついた
トマトスープのチャウダーがあったりするけど、
ハマグリにも笑う権利はあるんじゃないかな
あ、そういえば、顔がなかったな

顔もないし、耳にあたる部分もない
貝殻はパチパチ合わせられるのに、
まばたきのできる目もない
キラキラと小粒の涙を流すこともない
音も感じられないから、絶対退屈だと思う
安楽死させたほうがマシかもしれない


  だからぼくは、
  無防備な二枚貝は食う、
  そんなのワガママな二枚舌なんかじゃないと思う!(*)


それなら貝のスープも食べないでよ
ハマグリのキモチも考えてよ
君だっていずれそうなるかもしれないもの
ハマグリのキモチを考えてよ
  まー実際、ハマグリがなにか感じてるとは思わないけど
ハマグリのキモチを考えてよ

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(*)歌詞カードは、

二枚舌なんて、この世からなくなってほしいけど
でも、二枚貝を食うのはワガママでも何でもない、まったく問題ないと思う!

となっています。
今回は実際の歌唱に合わせて訳しています。

10/01/2011

LAGWAGON - Messengers


LAGWAGON - Messengers

遅く、夜遅くまで
寝付かないまま
うだうだして
このゴチャゴチャを片付けながら
正直になろうとして

もう無視できないところまできてるのはわかってる
いつも、その話を切り出したのがもう最後
壊されてきたいくつもの信頼の絆
僕のはまだ終わってない
でも、これだけはハッキリしてる
不可侵なものなんてない

みんなが話をしているとき
その瞬間、誰も耳なんて傾けてない
僕らがトモダチなんてものに秘密を打ち明けるとき
彼らはただのメッセンジャー、
中身も知らないまま、ただそれをどこかへ運んでゆくだけ
でも、これだけはハッキリしてる
君は大事なコトを、この青い空に向かって放り投げる
すると空は曇りだして
それは毎日降り注ぐようになる

でも、もう一つだけ、まだ自由も残ってるから
僕は君に真実を打ち明ける

遅く、夜遅くまで
寝付かないまま
うだうだする
この頭の中の
ゴチャゴチャを片付けながら