5/31/2011

NOFX- Stickin In My Eye


NOFX- Stickin In My Eye

周りを見渡そうとしても 片方の目しか使えない
頭のまわりに煙があるみたい そうサウナみたい
すると声が聞こえてくる でも何を言ってるかわからない
そのとき口にするのは 口にしているのは―
何かが僕の目に刺さってる
何かが僕の目に刺さってる
何かが僕の目に刺さってる

頭のどこかで、これはおかしい、って言ってる気がする
だって足元から腐ってグラついてきてるから  神様僕を助けて
カメラの向こう側では殺しが行われてる
この世界が泣き始める瞬間が映しだされる
眼が痛むのは同情心からじゃない
何かが僕の目に刺さってるからなんだ
何かが僕の目に刺さってるんだ

5/21/2011

NOFX - Electricity


NOFX - Electricity

そのエネルギー資源こそ
究極の発見だった
あざやかなエレクトリック・ブルーが映える
これ以上の自由はない
電気の力
原子力とH.E.P (Human Error Probability; 人的過誤率)
海底からの炭素燃料
そしてムダづかいされる電力

そのエネルギー資源こそ
電気の力
今日生きていくために必要なもの
捨てられるために造られた、人類への贈り物
しかし、その大部分はすでに失われてしまった
代替手段は一つしかない
最後のエネルギー資源は
太陽の光だった


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カバー元

NOFX - The Decline


NOFX- The Decline

この間抜けたちは一体どこから来たんだろう
どうやってこんなに腑抜けになったんだろう
我らの故郷、深紅の山々があるところ、そこに生まれ
我らの故郷、そこに育つ波打つ琥珀色の穀物、それを食べて
そして劣ったヒト科人間へ、無感情へ

  呪うべきは 
  人間の本質、人の運命
  この強欲たる民醜主義を呪うんだよ
  神へのおそれ、変化へのおそれ、真実へのおそれ

公正な権利をそこに加えて
不正な利権をそこから差し引くんだ
(そこに答えは存在しない)
50個の星が輝く歌を暗記して歌うんだ
(それが判例に無い問題だったなら)

それなら、いったい誰が過去から学んでいるというのだろう?
俺たちが今いるのは、そう― 合臭国

  お父さん、僕が何をしたっていうの
  父さんがくれたあの22口径/もう手遅れだよ
  いつも枕元に置いていたさ/毎晩ベッドで父さんが僕にしてくれたこと
  あれもきれいにしておいたよ
  よく磨いておいたよ
  銃弾、薬莢、ぜんぶ大事にしてきたよ

河口のすぐそばの、草むらの下の、その土の下、
そこに僕が二番目に殺した奴の屍体がある
公園の中の、松の木の下の、石の下、
そこに僕の親友、ウィリアムの死体がある
    ああ友よ、どこに行ってしまったんだい、
    僕は誓うよ、僕にはできっこなかったんだ、よく夢に出るんだ
    あいつらが真っすぐ撃てって言ったんだ、
    引き金は引くものじゃない、ぎゅっと絞り込むものさ、って
    そうすれば確実に殺れる、って
    殺したいんだろう、って
    殺すことでこそ俺たちはこの世に生きていけるんだ、って


クリスチャンたちは自分たちのガンが大好き
教会も全米ライフル教会のことも大好き
自分たちの救済のために祈り
その薄っぺらい信仰のえじきになる
その物語は広く読まれてて
全行にわたって信じられてる
筋道はもう立てられてて
そのロジックは― 脅迫さ
根拠なんてものは
もう調べ上げられて、そして決めつけられてる


    ジェリーはしばらくミシガンで過ごしたんだけど
    小銭でハッパを手に入れちゃった後は、20年に渡る長いバカンス
    デトロイトだと、ハッパはもっとヤバいものだったのに
    でもカルフォルニアじゃ、たった20ドル、それも罰金が
    ただ、ジェリーはたった数ヶ月間過ごして、出て行った
    ケツから血を流すようじゃ、全然楽しめなかったから
    気道を塞ぐのは 簡単で手っ取り早いやり方で
    誰かのオンナでいた楽しい楽しい17年間より
    そうすることのほうがよくなったんだ


何も考えるんじゃない
(おうちに)
自分のワインを飲むんだ
(いよう)
燃えさかる対岸の火事を目にして
あれは彼の問題、俺の問題じゃない、ってね
(気をつけよう)
そう、模範的な市民でいればいいんだ


    無駄な殺しの度に1シリングもらえたら、なんて
    そしたら政府を買えちゃうのに
    一国家であるアメリカですら金で買える時代だから これで小銭でも稼ぐなんてどう?
    しかも真っ白な黒字さ
    っていうか、いっそみんなで分割しちゃうっていうのはどう?
    100万の人びとがいれば、十分賢いでしょ?
    そう、たった一人より、100万の人の方が賢いものでしょ?


セロトニンが切れた
彼女は限界だ、頭がぐるぐるまわる
サラは考えるのをやめた
留守電を残しておいた
丁寧なメッセージで入れておいた
でも、きっと誰も聴くことがないんだろう

  一日に1万のメッセージ
  100万以上のやりとりがなされて
  そこには自由放任主義のもと
  死んだ犠牲者たちが横たわる
  1万の声と
  100の銃、
  100デシベルの出どころは
  たった一つ
  このたった1発の銃弾が
  そしてそれが、たった一つの からっぽの頭へと
    ―ああ、またセロトニンが切れた


  昔は声高らかに"発言"してたそいつも
  今では可愛い歯車として黙って立派にその役目を果たしてる
  少し馬鹿にされた気分にもなるかもしれないけど
  悪くは思わないでね
  あいつらはうまいやり方っていうのを
  君から学んだんだ
  だから、ハメられたとも思うだろうけれど
  別に君のことを忘れてるわけじゃないから
  テレビは君の頭の中へ、ある思想を植えつける
  バリー・マニロウのヒットソングのサビみたいにね 
  世界中のみんなに教えてあげたい
  その完璧で調和のとれた虚無のハーモニーを
  ね、気にならないでしょ
  君が気にするようには 作られてないんだよ
  あいつらは、君が気にしないほうに賭けてるんだよ

あいつらは君の欲望が、君のプライドが勝つ方に賭けてるのさ
100万の他人がしようとしてできなかったことに、なんで挑戦しようなんて思うの?


    ああ、俺たちってバイタなんだ
    精神的に去勢されちゃってる
    ああ、俺たちってオカマなんだ
    みんなと違う時に勃つもの


  鎮痛薬をもう一錠
  鎮痛薬をもう一錠
  鎮痛薬をもう一錠
  順応して生きていくために


    一人でも多くの信者を、そうすれば僕の安全が続くはずなんだ
    一人でも多くの信者を、私たちの安全が続くために
    一人でも多くの信者を、私たちの安全が続くために
    そうすれば、ここはもっといい場所になるはずなんだ


争いを勝ち取って、いや負け取って、
戦争に負けて、 いや戦争も失って、
こうして金と生きがいを産み出す意志も失くして、
戦いに勝つ希望も無くて、
  ―鎮痛薬を、もう一錠、
ラララ ラララ ラララ
状況はきつく、きつい状況は負債を生んで、
何も考えずに生きていけ、
細かいことにいちいち注意を払うな、って言うのに
でも家賃や光熱費は払えって言われ
そして俺の身内が お前たちの原罪のためにお金を払う
  ―ほんの少しの信仰が、私たちを守ってくださります、だったら


            救ってくれ、俺たちを


  人間存在、その存在は失敗で/
  失敗するもの、つまり抵抗勢力も必要で/
  必要なもの、その未来は帳消しになって/
  未来の公算はご破算となり/
  天文学的な数字でありえないのは勝算/
  馬鹿と天才だけが挑む糞ワガママな超自我への負け戦/
  超自我への従属、それはどうしようもなくラクだから


そう、そして
俺たちは、命ある限り、これからも歩み続けていかなきゃいけない
俺たちは真実を知ってる、でも嘘のほうが好きだ
嘘は単純だから
単純ってことは、これ以上なく幸せなことだから
俺たちがこの"敗北"をあっさり認めることができるとき
この堕ちゆく終末的状況の中で生きてゆけるとき
そして自分たちが計画した通りの未来、その被害者になることを受け入れられるとき
どうしてこれまでのやり方に立ち向かおうなんて言える?
疑心暗鬼の上に築きあげられた現体制
それなら、いったい誰がその仲間同士の群れから自分の首を突き出す?
そう、ここは選ばれし者たちの会員制クラブ「やったぜ!勝ち組」さ
  ここで、俺は君をこのクラブのオーナーに紹介したいと思う
  これで君も仲間入りさ
  彼は彼のものを手に入れたし
  私は私のものを手に入れた
  さあ―


            終末との来たるべき邂逅だ




    俺たちはオカマ
    俺たちはバイタ
    俺たちは戦争、それも階級闘争のなかで使い捨てられる銃弾
    俺たちは労働者
    俺たちの女王様が好き
    俺たちは犠牲になる
    俺たちは奴らに食われるために生まれ育てられる存在なんだ

5/13/2011

DESCENDENTS - Thank You


DESCENDENTS - Thank You

もう何時間も君の歌を聴いてて
そのまま今日一日ずっと聴くつもり
しかもずっとグッときっぱなし
風呂場に行ったらつい口ずさんじゃうし
だって、僕が言いたくても絶対に言えないことを
君はそのとおり言ってくれるから もうバッチリなんだよね
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと

君の歌がラジオでかかることはないけど
でもそれは君の音楽のやり方じゃない
だから僕は全然気にしないし
それより僕のラジカセは君のテープ専用機になってるから
全曲、歌詞も、メロディも、コード進行も、
全部僕の頭の中にバッチリ入ってる ほんとバッチリだよ
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするし 
やっぱり何も間違ってなかったんだ、って思えてくるんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと

君がいたから僕はライブに行ってたし
そこで時間を"ムダに"してた
なんてことは知ってた?
君は僕にひとりじゃない、ってことに気づかせてくれて
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするし 
やっぱり何も間違ってなかったんだ、って思えてくるんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
そして僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと


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Q: 『Thank you』のなかで歌われているのは、一体どのバンドのことなの?
A: メンバーによると、たくさんのバンドについて歌ってるんだってさ。刺激をくれたいろんなバンドを指してるんだって、これ本当。ただこの曲はカール(Ba.)が書いたんだけど、この曲を演奏するとき、カールはいろんなバンドの名前を大声で言ってたことがある。その時口にしたバンドと言えば、たとえばThe Last、X (訳注:もちろんLAのほう)、それにBlack Flagかな。

http://www.descendentsonline.com/faq/ より。

5/06/2011

NOFX - Linoleum



NOFX - Linoleum

財産なんて何にもいらない
クソ真面目にそう思ってる

いや、そうは言ってもやっぱり実際はベッドはあるし
ギターもあるし、
床にオシッコする犬もいるし、ってことは床もあるけど、
でもだから何?だから何?だから何?

ポケットもついてるから貯めこめるよ
まあ溜め込んでるのは使ったティッシュなんだけど
これ、穴が開いてて
大切なモノは全部足元へ落ちていってしまうみたい
でもそんなとき、このリノリウムの床はぜんぶ受け止めてくれる
僕の大切な一番の親友 それがリノリウム
ブッ倒れたときには頭を支えてくれるし
目の前にモノがあるんだから、信じるものだって与えてくれる

こんな僕みたいな考えのやつが
ビーチで砂遊びをしている人にも
いつも杓子定規でポケットの中のジャリ銭を自慢してる人にも
道端で作り笑いをしながら滅茶苦茶な曲をバイオリンで弾き語ってる人にも
バスの後ろに座ってる人にも

マス目のようにビッシリ並んでいる独房のなか
細胞レベルで入り込んでいるこの感覚
こんな僕みたいな考えのやつが お前の頭の中にいる
こんな僕みたいな考えのやつが お前の頭の中にいる

5/05/2011

はじめに

パンクで且つアンダーグラウンドでDIYなもの、
また日本国内で対訳が出ないであろう、
もしくは過去には出ていたが現在は入手困難な曲で、
訳が喜ばれることはあってもバンドの損にはならなさそうな場合に、
自分の好きな曲に限って訳しています。


各種訳、特に歌詞の訳は、多分に意訳を含んでいます。
勝手に内容を創作・改変していることはありませんが、
英語独特の言い回しであったり、駄洒落や言葉のダブルミーニング、韻など、
本来直訳では失われてしまう「言葉遊び」や「コトバとしての楽しさ」を、
ここの翻訳では可能な限り日本語にして残し、
日本語としても自然に、ニュアンスとして楽しめるように心掛けています。
そのため、一部、文の順番が異なっていたり、
使われている単語が日英で一対一になっていない部分もあり、
そういった点では直訳とはだいぶ異なっています。
この点に留意していただければ幸いです。

つまるところ、ここでは、教科書的な英語の訳よりも、
音楽を聴きながら一緒に読んで楽しめるような、
全体の雰囲気をうまく伝えられるような訳を目指しています。
なので、ぜひ曲を聴きながら、
対訳を目で追いつつ、そして楽しんでいただければと思います。


PS
和訳の配布等を目的とはしていません。
原曲の歌詞、対訳の著作権、またその他の権利は各バンド、
および各レコード会社・レーベルにあります。と思います。
印刷・コピーや、タの印刷物・サイト等への転載、配布といった行為はやめてください。