6/24/2011

OI POLLOI - Bash The Fash


OI POLLOI - Bash The Fash

オラ!
1990年代に入って、ナチスどもが再び現れた
家を放火された家族がいる
病院では火傷を負った子どもたちが横になって死を待っている
もうそろそろ、気づいてもいい頃なんじゃないか―

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!

30年代のドイツも同じ状況だった
生きるか死ぬか― ゲームなんかじゃない
せめて武道を身につけないといけなくて
それで喧嘩に備えないといけなかった

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!

イギリス国民党のどクズ野郎どもが君たちの街で行進をしてる
あいつら、ボコられ対象に当選しとけ
俺たちの街から蹴り出してやれ
言葉とプラカードだけじゃダメなんだ、そう、ただ、

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!



 最初、奴らはユダヤ人のところに来た 
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私はユダヤ人じゃなかったから
 それから、奴らは共産主義者のところに来た
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私は共産主義者じゃなかったから
 次に、奴らは労働組合のところに来た
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私は組合員じゃなかったから
 そして、奴らは私のところに来た
  私を助けてくれる人は もう誰も残っていなかった

  アドルフ・ヒトラー自身、ナチス党の躍進がもし阻害されるとすれば、
  それはその初期段階でその存在が認識され、
  最大限の力を以て壊滅させられることが唯一の方法であると述べている
  たった一度だけ彼に賛成することがあれば―
  ファシストたちに対してプラカードを掲げ、
  拡声器を使ってメッセージを発したところで
  はっきり言ってなんの結果も生み出さない
  イギリス国民党のようなナチのどクズ野郎どもを止める唯一の方法は、
  物理的に立ち向かっていくことである


ナチ野郎どもは拳と踵の穴に落ちる、袋叩きだ
ケーブル・ストリート(※)のビートとともに、ボッコボコに踏みつけてやれ
俺たちのブーツは、このどクズ野郎どものクズで満ちてる頭の上にある
いいナチがいるとすれば、それはもう死んだナチのことだ

アンチ・ファシスト・アクションの少年少女たち
ファッショどもの逃げ道をふさげ
今まさに奴らは追い詰められた、ブーツの味を確かめる時だ
逃げようとするだろうが、うまくできるはずがない
さあ、俺たちのブーツで、血の雨を降らすんだ



※イギリスファシスト連合(BUF)はロンドンでユダヤ人の追放を訴える反ユダヤ行進や抗議活動などを展開した。1936年10月4日の日曜日に はユダヤ人の多いロンドンのイースト・エンドで反ユダヤ示威行進を行おうとし、これに抗議する住民やユダヤ人・社会主義者・共産主義者らとの「ケーブル・ ストリートの戦い」(ケーブル街の戦い、Battle of Cable Street)という数千人規模の暴動に発展する。BUFを追い出すために集まった人々は、スペイン内戦のマドリッドの戦いでドロレス・イバルリが叫び反 ファシズムのスローガンとなった「奴らを通すな」(They shall not pass / ¡No pasarán!)を合言葉とした。この抗議運動によって黒シャツ隊はケーブル・ストリートから押し返された。(Wikipediaより。)
 ―詳細はコチラ

6/22/2011

(インタビュー訳)ドミニク・ロメオ(Domenic Romeo)氏 ―A389レコードオーナー、ヘヴィミュージックシーンと、今なお生き残るアナログレコードについて語る

http://citypaper.com/music/domenic-romeo-1.1091844
より。
ボルティモア・シティー・ペーパー

ドミニク・ロメオ(Domenic Romeo)氏
―A389レコードオーナー、ヘヴィミュージックシーンと、今なお生き残るアナログレコードについて語る


2011年1月19日

A389という、たぶん今のボルティモアで最も活発なレコードレーベルがある。今週末(2011年1月22日)には、その強力すぎて耳を引きちぎってくれる7周年記念ライブがSonarにおいて行われる。ゴリゴリのNYスタイルのハードコアから、ボルティモアが誇るドッロドロのスラッジな音を出すOAKまで、レーベルがこれまでリリースしたタイトルも錚々たるメンツで、うるさい音楽をバッチリ幅広く押さえてある。ただ、これまたこのボルティモアの音楽シーンのように、そこにはまだまだ知られていない部分、謎のベールに覆われているところも多いといえよう。そこで我らがCity Paperは先週、レーベルの設立者でありオーナー、そしてさらに同時にハードコアバンドPULLING TEETHのギタリストとしても活動しているドミニク・ロメオ氏に、仕事の合間を縫って電話インタビューを敢行した。ヘヴィ・ミュージックシーンのサポートや、不動産物件差し押さえ業時代、そしてなぜ未だにメタルヘッズとパンクスはレコードを買い続けるのか、直撃した。


City Paper: えっと、A389のきっかけについて教えてください。どうして自身のレーベルを始めようと思ったのですか? 

Domenic Romeo: 僕がカナダに住んでいたとき(*)、そこでも自分のレーベルを運営していたんだ。今よりもずっと小さいんだけど。13th Day Recordsって名前で。『13日の金曜日』シリーズが大好きだったからなんだけど。(バンドを)始めてからずっと、自分のバンドの音源を自分で出してきたんだ。自分のバンドと友だちのバンドはほとんど出してきたかな。たしか全部で5枚くらいだよ。

それから2003年の終わりか2004年に、SLUMLORDSを始めたんだよね。メチャ精力的に活動して、ライブをかなりやった。そのときかなあ、他のバンドを援助する手段として(レーベルを始めようと)考えたのは。最初のリリースは、BRING IT ONというボルティモアのバンドで、かなりNYハードコア的な音を出すバンドだった。当時考えてたのは、「もし自分のバンドがうまくいってるんだったら、どうしてそれを他のバンドを援助していくことに利用しないんだい?」ってことだった。種を蒔いて、それが育ってくるのを見る。でしょ?

(*)ドムはアメリカ在住のカナダ人です。


CP
:
たとえば、ビジネスにしたり、それが職業になったり、有名になること、ってことがレーベルの目標だったことって、ありますか?

DR
: えーと、たしか5枚目に出したのがこのHOLY GHOSTというバンドで、これがうちで最初のLPだった。最初はDeathwish RecordsからこれのCDが出る、って話を聞いて、それでこのアナログをうちで作らせてもらえないか、ってお願いしたんだけど。このバンドは本当にカッコよくて、それに彼らにはこれまでずっと助けてもらってたんだ。そのときからかな、いろんなバンドと、何年もツアーを次々に回れるようになれて。本当にいいネットワークを持てたと思う。その時々で、いろんなバンドにレコード出す?って聞いて、バンドもたいていOKしてくれた、ってくらいのことだよ。うちは今でだいたい60作品くらい、今年でさらに10作品くらい出す予定だけど、初期のものも最近のものも、うちから出てるのはどれもそういう感じだよ。

時間的な問題で言うと、今はホントにフルタイムの仕事を二つしているような状態なんだけど(PULLING TEETHとしての活動とレーベルの運営)、最近はレーベルの仕事の量がバンド以上になってて、家にいてそっちの方に時間を割かないといけなくて。ちょっとこんなになるとは思ってなかったんだけど。なんていうかな、「レーベル買い」してくれてるような状態で。僕も一キッズだった頃、例えばBLOODLET(*)やINTEGRITYがVictory Recordsのバンドだから、って理由でVictoryのバンドをチェックしてたし。DEADGUYはそうやって見つけたし。同じことが(自分のレーベルであるA389でも)起きてるっていう。それってなんか、ヤバいじゃん。

それで一番嬉しいのが、僕が辿ってきたのと同じような道をキッズたちが歩んでるところを見れる、ってことかなあ。あるバンドをうちのレーベルで見つけて、それをきっかけにうちから出してる他のいろんなバンドも知りたくなっちゃう、ていう。で、こうして広まっていく、っていうか。そのキッズたちもバンドを始めて、シーンに入ってきて、あっという間に、雪だるま式に大きくなるでしょ。

(*)原文にはBloodWHATとありますが、BLOOD FOR BLOODの聞き間違いだと思います
本人に確認したところ、BLOODLETでした。訂正します。(2011/07/01)


CP: そちらのレーベルでは、一メタルレーベルとして、違法ダウンロードに屈しないよう、うまくやっていけていますか? 

DR: たしかに、違法ダウンロードはさまざまな音楽レーベルの売上に打撃を与えてるけど、こっちは他のジャンルほどじゃないよ。ファンたちは、自分たちの好きなバンドをサポートする、ってことに関しては結構気合入ってると思う。実際ハードコアとハードコアパンクでは、その点に関して他のどれよりも違ってる。それは本物なんだ。例えば、あるバンドのライブに行って、そのバンドに駆け寄っていったとしよう。そうすると、彼らは実際に話しかけてくれると思う。バンドは、望めば自分から関わっていける人たちなんだ。一方的に詰め込まれる何か、ってものじゃないんだよ。 


CP: では、うるさい音楽に興味がない、っていう人に対しては、どうやってその世界に引きこむのがいいと思いますか? 

DR: Celebrated SummerとSound Gardenっていういいお店がココにはあるんだよ。昔はエラそうなお店もあって、なんていうかな、素人だと入りにくくて、なんかビビらせてくるようなあの感じ、ツアーだとそういうお店も見かけるけど、Tony (Pence / Celebrated Summer)や、Sound Gardenの子たちはみんな本当にきちんといい仕事をするし、ウェルカムな雰囲気にさせてくれるし、いろいろ教えてくれるし、レコードをかけてくれるし、音楽の話に乗ってくれる。とてもいいところだよ。ボルティモアはシーンにとって本当にフレンドリーな場所だよ。 


CP: A389、ってどういう意味なんですか?

DR: 話はSLUMLORDSを始めたときにさかのぼるんだけど。メンバーうちの多くが、ある不動産物件差し押さえ会社で働いてたんだよ。A389、っていうのはその時、誰かをそいつの家から強制退去にさせるときに使ってた鍵の種類の名前で。ただの南京錠だよ。型番A389の南京錠。 


CP: マジですか、では、そのヤバそうな仕事の話の続きをお願いします。

DR: そんな期待してもあれだよ。ほとんど空き家ばっかりだったから。実際数年間は特にトラブルもなく仕事できてたからね。教科書的な辛い(立退きの)話なんてよく聞くけど、2~3年働いて、嫌な気分になったことなんて実際一回だけだからね。ある年配の女性と、その子どもの家庭なんだけど。その子どもがヤク中でお金のことしか頭になくて、って話で。その時はムカついたなー。あ、立ち退きさせてる人たちにじゃないよ、そのガキにムカついた。でも、仕事のほとんどは、立ち退きになるまで家賃を払わない人たちだから。そういう場合当人は必要な物と一緒にどっかいなくなってて、ゴミだけ残されてるから、それを運び出すために雇われてる、っていう。基本的に日雇いで、もう持ち主の消えた荷物を運び出すっていう。 


CP: A389をやっていて、グッときたのはどんな時でしたか?

DR: あー、それはPULLING TEETHのParanoid Delusions (Paradise Illusions)のホログラム(*)になってるジャケットを作った時かな。まだ誰もやってなかったと思う。CDでは見たことあったけど(LPではなかった)。全面じゃなかったし。アレは狂ってたな~。具体的な制作費は言わないけどさ、相当かかったし。売れなかったらどうしよう、そうなったらレーベルも辞めてあと数年は制作費のためだけに工場勤務だな…とかマジで考えながらウェブサイトに載せてたことを思い出すなあ。

まあ、そういうのもあるけど、この、INTEGRITYやRINGWORMみたいな全部好きなバンドばっかりの今回の出演表が手元にあることとか、新しいバンドがデモを送ってくれることとか、どれも素晴らしいことだと思う。まだまだ生き残ってる、そしていいバンドがたくさんいる、ってことを見て確かめことができること。それに本当にヤバイな、って思うのが、例えばあるバンドが僕にデモを送ってくれて、それがイイ感じで、その返信をする、と―返信はいつもするんだけど、いつもしっかり聴いて、こんな感じでなんかコメントを返して。「とてもカッコイイね!でもスマン、今は忙しすぎて次の作品の面倒を見る余裕がないんだ、けどこの勢いでどんどん続けて、また新しいのを聴かせてね」みたいな感じで。そしたら一年後、彼らが僕に今度はレコードを送ってくるんだけど、それが脳天直撃のシロモノで、次の作品をリリースしたくてしたくてたまんなくなっちゃって、こっちから是非やらせてくれ、って感じになって。こういうことが起こる瞬間に実際立ち会ってきたから。バンドを辞めずに続けて、よくなっていって、そしてトンデモないバケモノに変わっていく、その瞬間に立ち会っちゃうと、これはもう、マジで幸せにならざるをえないでしょ。

(*)…レンチキュラー印刷で、角度によって絵が変わる狂ったジャケットでした。



以上です。


△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲
おまけ
以下そのホログラムのジャケットです。


角度を変えると絵が変わる、アレです。
表面がプラスチックでギザギザしてるっていう。

狂ってます!レコード本体も深緑のスプラッターで気合入りまくりです。
速くてメタリックな曲から、サバス系のダークでヘヴィで長尺な曲まで、
収録曲数は以前よりだいぶ少なくなってますが、バラエティに富んでいます。
いろいろなジャンルを横断して聴いてほしい作品です。

6/18/2011

THE MUFFS - I Wish That I Could Be You


THE MUFFS - I Wish That I Could Be You

人生なんてジョーク
あなたには必要かもしれないけど 私は別に、そうじゃない
みんなの方が頭オカシイんじゃないの
それに私はみんなが思ってるような子じゃない、
ホントの私は夢のなかでひとりぼっち
そう思う、だからみんなが思ってるのとは違うと思う、
ま、怠け者には間違いないけどね

私の外面は、三歩進んでて
これで結構悪いとは思ってないけど、あなたはどう思う?
私の内面は、結構恥ずかしがり屋で
結局どうしたらいいか、わかんないんだよね

落っこちると思う?飛べると思う?
ねえ、あなた、あなたも答えを知ってるみたい
ええと、なんていうか、どういうことよコレ

あーあ、もし私が、あなたになれたら、って

全部欲しい
それに全部知りたい
私の目の前にあるこれからの人生すべてを
私がちょっと変わっててもそれを許して
もう、さようならがしたいから

落っこちると思う?飛べると思う?
ほんとにすぐはっきりすると思う
見てみて、イエーイ

あーあ、もし私が、あなたになれたら、って
あーあ、もし私が、あなたになれたら、って
あーあ、もし私が、あなたになれたら、って、ねえ

6/13/2011

NOFX - Eat the Meek


NOFX - Eat the Meek

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?

もうじゅうぶんな場所は残されていないから
だから従順な心を食って場所をつくる それをじっくり味わう
そんな「思いやり」、美味だろね
ブツ切りにした君の躰を骨までしゃぶる
従順な者たちを食い尽くす

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?

工場では不安を大量生産して、ボトルに詰めて、
フタをして、津々浦々に流通させる
それは手頃な値段で売りに出されて
そして人びとの手へ
彼らはそれを愛して 食べて
それで磨いて 風呂に入って そしてそれを肺に満たす
それが直接、彼らの血となり全身を駆け巡る
そして、それは、愛に取って替わったみたい

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
こんな合わない場所に

そこにあるのはいつも形ばかりの真実だから
作法みたいなのは忘れられて
まるでゲームのカードのように
若者たちは選択され、切り捨てられる
そこにあるのは、いつもそうしてきた由緒正しい歴史、
それくらい知ってるでしょ?
この空気だって誰かがすでに所有していて
それ以外の者たちは、息をするにもカネがかかる、って

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
こんな合わない場所に

6/06/2011

NOFX - Lori Meyers


NOFX - Lori Meyers

ロリ・マイアーズ― 昔、うちの上の階に住んでた女の子
僕らは、親同士がずっと仲よかったから
ほとんど毎日、午後になるとお互いに会ってて
二人で"禁じられた遊び"をしてた
9才の頃なんて恥ずかしい、なんて気にすることもなかったし
―こんな過去のことを思い出したのは
スクリーンに映し出された彼女の顔を見たからじゃなくて
そこに映りこんだ、見慣れたアザが目に飛び込んできたからなんだ
さっそくそういう雑誌を買って、ビデオも買って観た
こんなのはいけない、僕なら彼女を救える、そんな気がしたんだ

私の生き方にケチつけるなんてあんた何様?
あんたは私が体を売ってる、って思ってるかもしれないけど
私は売っているのは単に時間なんだけど
私はシンデレラなんかじゃねえし
いつか王子様が私を助けに来てくれる、なんてことも考えてない
っていうかさっきまでいい気分だったのに
ずっとこのままのつもりだったのに
私は地に堕ちる、ってことがどんなことか知ってるわ
ずっと働いていた工場の床でそれを知ったのよ
だけど今は好きなようにできる
これが私の出した答えなのよ
今年一年で稼いだ5万ドル、私の好きなように使うわ
それのどこが問題なの?